メーカー：Activision

発売日：2011年1月13日

ハード：XBOX360

ジャンル：TPS

入手難易度：★☆☆☆☆

価格目安：3000円

記述日：2012年7月22日

グラフィック：★★★★☆

サウンド：★★★★☆

操作性：★★★★★

システム：★★★☆☆

ストーリー：★★★☆☆

難易度：★★★☆☆

ボリューム：★★☆☆☆

総合評価：B

ダニエルボンドの新たな任務

今までのボンド像を一気に覆したダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドはまさに革命的であり衝撃的だった。綺麗にスマートではなく、荒削りにワイルドで現代に見合った人間臭い００７。そんなダニエルボンドもついにゲームオリジナルストーリーの本作「ブラッドストーン」で登場だ。
今回はTPSでボンドが悪の野望を阻止する為に各国に飛び回って暴れ出す。カバーアクションを使って敵から隠れながら静かに敵に倒し、諜報活動を行う。
近づく敵にボタン一つで迫力ある格闘モーションを魅せながらノックダウン(バリエーションの多さには感動！)、 銃撃戦も格闘で得られるポイントを使ってどんな遠くにいる敵も弾丸一発で仕留め、乗り物に乗って逃げる敵にはボートや車を使って徹底的に追い詰める。
どれも超人的な能力を持ったボンドだからできる迫力あるアクションをボタンを多く使わず、シンプルな操作で味わう事が出来てしまう。
まるで遊びながら００７の映画を見ているような感覚だった。
特にカーチェイスやボートチェイスのシーンは圧巻の一言で、大袈裟かもしれないが映画と並ぶくらいの大迫力を味わう事ができる。本当に凄いぞ。
戦闘の他にも各国の美しい景色も見所だ。特にタイの水族館とモナコの夜景と花火は正に絶景だ。任務を忘れてボヤーっと眺めてみるのも悪くない。

ややボリューム不足か

そんなブラッドストーンだけど「ありゃ？」っと首をかしげたくなる点もある。まずキャンペーンの明らかに「続きます」って終わり方は如何なものか。ゲームはクリアしたのに気分はこれじゃあまりスッキリしない。
まぁそこもダニエルボンドらしい終わり方と言えばそうなのかもしれないが。うーん(^^;;
それと更に細かい事だけど007恒例のガンバレルシーンが存在しないのも残念な所。
ちなみにマルチプレイの方は最大16人対戦で遊ぶ事が出来るぞ。コールオブデューティよろしく戦えば戦うほどレベルが上がってコスチュームやらが解除されるシステムだ。でも印象としてはルールが3つしかなかったり、武器も少なかったりと、かなりキャンペーンのオマケ的な印象が強いこじんまりとしたマルチになっている。
まぁ他にもボリューム面など気になる点は多少あるものの操作性といい、グラフィックといい、ストーリーのテンポといい、とても良くできていて僕としてはとても満足な一本です。 ００７ファンなら是非プレイしておきたい一本ですね。
評価はB

(C)SF007