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beatmaniaⅢ THE FINAL

メーカー:コナミ

稼動日:2002年8月26日

ハード:アーケードゲーム

ジャンル:リズムアクション

発見難易度:★★★★★(2011年現在)

価格目安:100円

記述日:2011年09月30日

グラフィック:★★★★★

サウンド:★★★★★

操作性:★★★★☆

システム:★★★★☆

ストーリー:☆☆☆☆☆

難易度:★★★★☆

ボリューム:★★★★★

総合評価:AA

最後にして最高の絢爛豪華5鍵beatmania

本作beatmaniaⅢシリーズはⅡDXではなく初代beatmaniaの息を継いだシリーズとして登場した作品だ。鍵盤を7つにし、難易度の向上や様々なジャンルを取り入れ窓口を更に広げたⅡDXシリーズとは違い、本作は5つの鍵盤ながらもを初代beatmaniaシリーズをさらにグレードアップさせたものになっている。
グラフィックや音質の向上はもちろん、筐体はbeatmaniaシリーズでも2011年現在最新のもので(ⅡDXのはカードリーダーや画面を交換しているのみ)、今でも音ゲーには少ないイヤホンジャックの実装や、主にキックを押すためのフットペダルの追加、19種類のエフェクターを実装、そして当時はe-AMUSEMENT PASSはおろか磁気カードもない時代から3.5インチフロッピーを使用してクリアデータを保存したりととても豪華な筐体だ。
特にエフェクターは19種類のエフェクトに加え、二つのつまみで音の深さ、速度や音質を調整する事も可能だ。下手なDJ用エフェクターより断然ゴージャスだ。さすがにⅢと名乗るだけある。というか気合入れすぎだろう。

最高の収録曲と・・・。

そして本作Ⅲシリーズの5作目THE FINALは、初代beatmaniaシリーズの一部を除いて、ほとんど収録されておりその曲数はなんと300曲以上と最後に相応しい大ボリュームとなっておりアングラで渋くカッコいいクラブミュージックを思う存分楽しむ事が出来る。
特にゲーム中のムービーの質の良さはピカイチで、ⅡDXのように一曲分のムービーを使用したりするのではなく様々な映像を組み合わせて作られたまさにクラブのVJらしい雰囲気の作りになっている。
そして、Ⅲの気になる所と言えばやはり足下についているフットペダルだろう。しかしコイツを使う機会は一部の専用曲かオプションで一つの鍵盤のかわりに使用する事ができるくらいしかなく、出番は残念ながら多くない。しかもコイツ使ってみると、家庭用ドラムマニアのバスドラムのような足首に負荷がかかる操作でかなり疲れるものになっていて面白いのだが、かなり難しい。それにしてもこのフットペダルはリアルDJプレイでいうどの部分にあたるのだろう・・・それは気にしちゃダメか。
フロッピーによるゲームデータの保存は素晴らしいのだが、しかしこれ読み取りにかなり不安なものがあり。自分も一度保存したフロッピーを次使ってみたら読み取ってもらえないなどもあった。この場合は素直に諦めよう。

そして終焉へ

こんなクールで遊びごたえのあるⅢだったが、すぐにゲーセンから姿を消してしまう。正直当時自分もⅢの存在はそこまで記憶にない。憶測だがⅢが登場した時にはすでにビーマニプレイヤーは人気のⅡDXにシフトしてしまい、5鍵で初代と 変わらない雰囲気のビートマニアⅢは初代ビートマニアとⅡDXに挟まれとても中途半端な位置に立たされてしまったのではないだろうか。 そして自分がビートマニアに没頭した頃には既にⅢはどこにもなく、今回本当に幸運にも発見しプレイする事ができた次第だ。久しぶりに筐体を見れた時には身震いさえしたのを覚えている。それだけもう一度このゲームをプレイできて嬉しかったのだ。
評価はAA。・・・ちょっと補正がついてるかも。

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