90's GAMER CAFE

TOPREVIEWANOTHER>VIRTUA COP 3

VIRTUA COP 3

メーカー:セガ

稼動日:2003年

ハード:アーケードゲーム

ジャンル:ガンシューティング

発見難易度:★★★☆☆(2011年現在)

価格目安:100円

家庭用移植:なし(2011年現在)

記述日:2011年08月22日

グラフィック:★★★★★

サウンド:★★★☆☆

操作性:★★★★☆

システム:★★★★★

ストーリー:★★☆☆☆

難易度:★★★☆☆

ボリューム:★★★☆☆

総合評価:A

次元を越えたガンシューティング

多くのガンシューティングゲームが登場していた2003年、突如8年ぶりに現れたバーチャコップの三作目。
タイムクライシスのような撃って隠れるタイプが流行っていた時代にこのゲームはいろんな意味で衝撃的であった。
筐体を見たときの第一印象は「なんだ、タイムクライシスのパクりか。」僕は足元のフットペダルを見てそう思った。
しかしそれが大きな間違いと気づくのはそんなに遅くなかった。
全体のシステムは往年のバーチャコップと同じ出現する敵を時間以内に倒す方式だが、リロードが画面外に向けるだけでリロードされたり、映像が前回とは計り知れないぐらい綺麗になったりしているが、特筆すべきはやはりこのフットペダルのシステムだった。
敵に撃たれそう!やられる!と思い瞬間ペダルを押した。するとその瞬間時間が遅くなるではないか。
銃弾が風を切ってこちらに飛んでくる、スプリンクラーの水滴の粒が見える。向かってくる銃弾を撃ってみるとなんと撃ち落とせるではないか。
そう、このバーチャコップ3の目玉はフットペダルを踏む事で一定時間ゲージを消費して画面をスローモーションに見せる『E・Sモード』だ。
このシステムによって、あらゆるピンチを上手く回避することが出来るしな、なおかつとてもカッコいい見せ場となるのだ!

派手!カッコいい!凄い!

もう一つ特筆すべき点は「ゲーム上の演出がとても凝っている。」という点だ。
前作前々作とはうってかわって雰囲気が、現代ではなく近未来を思わせるSF的なものになり様々な所で演出が派手になっているし、ステージも一般人ばかりの地下鉄で敵と味方を判断しながら進んでいったり、走る車で機関銃を撃ちまくったりと、とにかく演出が面白く、まるで自分が映画の主人公のような気分だ。
それに輪をかけて演出を派手にしているシステムとして『E・Sアタック』がある。これは特定シーンで時間内にターゲットを撃つと、その後の進み方に影響するというものだ。 ターゲットの破壊に成功すると派手でカッコいいし敵を一網打尽にできるなどのボーナスがつくが、失敗するとカッコ悪いし敵もたくさん出てくるルートに行ってしまう。
時間制限も相まって、このシステムはパターンを覚えたら比較的楽なガンシューティングに緊張感を与えてくれている。

是非家庭用を!

従来のシステムを持ちつつも、斬新なシステム、美しいグラフィック、派手な演出、撃ちまくる爽快感。
本作は数あるガンシューティングゲームの中でも高いレベルを誇るゲームなのだが、未だになぜか家庭用には移植されていない。
設置してある筐体数もどんどん減ってきておりアーケードで楽しめるチャンスはもうそこまで多くはない。運良く見かけたら是非一度プレイしてみてはいかがだろうか。
評価はA
いつか家庭でこの興奮を楽しめる日を心待ちにしています。

関連作品
VIRTUA COP Re-Birth(PS2)VIRTUA COP 1と2を収録!

戻る
(C)SF007