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ネジコン

メーカー:ナムコ

発売日:1994年12月29日

対応ハード:PlayStationシリーズ

入手難易度:★☆☆☆☆

価格目安:100円~500円

記述日:2011年10月10日

総合評価:A

ひと味違う新しいレーシングコントローラー

レーシングゲームと言えばやはり普通のコントローラーでプレイするより、やっぱり リアル指向なハンドルコントローラーでやりたい!でも値段は高いし、そもそも置く場所はとるし使わない時は邪魔でしょうがない。そんなしがらみを持つハンドルコントローラーに変わって、いつものコントローラーと同じ大きさでハンドルコントーラーと同じアナログ操作を可能にしたのがプレステと同時期に登場した『ネジコン』だ。
ネジコンの「ネジ」とはすなわち「ネジる」を意味。このネジコンはコントローラー自身をネジって操作する事ができるのだ。このネジる操作が上手い事ハンドル操作の感覚とマッチしたレーシングゲームに最適な、名コントローラーなのだ。
そしてこのネジコン変わった操作性もさることながら、十字ボタンではカバーできない感覚的で細かな操作とアクセルとブレーキに対応するボタン(×ボタンと□ボタン)の押し加減の調整も可能で、その高い操作性がウケたのか同社のリッジレーサーシリーズだけではなくプレイステーションで登場したほとんどのレーシングゲームに対応しており、それ以外でも数本であるが対応していたりと、多様多様に幅広く使われている。

ちょっと変わった使い方もあるのです

・・・と本当に素晴らしいこのネジコン。ハンドルじゃないのにあの「運転している感」は普通のコントローラーじゃ絶対に味わえない不思議な感覚だ。しかしこのネジコンを上手く使っている作品はリッジレーサーなどのレーシングゲームだけではない。その中でも抜きに出た使い方を放っているのはアジェンダが発売した作品「スタジオP」だ。なんとネジコンをネジって雑巾を絞るなんとも的を得たアクションのミニゲームが収録されている。他にもSCE発売の「オレの料理」(これもアジェンダ制作)ではボタンの押し加減を利用した風船を膨らませるミニゲームが収録されたりとレースだけではない一風変わったネジコン対応ゲームも多数登場している。
かくいう自分もネジコンの操作にはドップりハマりプレステのリッジレーサーはもうネジコン操作以外考えられない!とまで思ってしまっている。
コントローラーを持つ手が力む、その力をねじる力に変え、操作に活かした当時のナムコの開発者は本当に遊びをクリエイトしていたと言えただろう。
評価はA

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