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Cat the Ripper ー13人目の探偵師ー
メーカー:トンキンハウス
発売日:1997年7月17日
ハード:PlayStation
ジャンル:アドベンチャー
入手難易度:★★☆☆☆
価格目安:100円
記述日:2010年11月26日
グラフィック:★★☆☆☆
サウンド:★☆☆☆☆
操作性:★★★☆☆
システム:★☆☆☆☆
ストーリー:★★★★☆
難易度:★★★★☆
ボリューム:★★★☆☆
総合評価:C
ストーリーは魅力的だが作りは・・・
トンキンハウスが生んだ、ミストのような謎解き探偵アドベンチャーゲーム。
ストーリーは20世紀末の現実とは少し違ったロンドンのとあるビル。
そのビルの一室で目覚めた主人公は鍵とかんぬきが内側から閉まった密室の中、死体と二人で倒れていた。
主人公は記憶を失っており自分が誰かも分からず警察に見つかり11人の探偵を殺した連続殺人犯「キャットザリパー」にされてしまう。主人公は身の潔白を晴らすため探偵に事件の解明を依頼するのだった。
このゲームのストーリーはミステリー作家さんが作っているという事もあり話はしっかりしていてキャラクターも個性的な連中ばかりでとても面白い、トリックや小ネタなど随所で楽しませてくれる。
しかし今作にはそれを邪魔するくらいのゲーム性が存在していた。フラグを探すのに一つのビルを何度も何度も行き来するので、似たような場所をあっちにいってこっちにいって探してやっと見つけたらまたあっちにいってこっちにいっての繰り返しとかなりしんどい。
それに追い打ちをかけるかのように数十杪でループする気味の悪い音楽が永遠に流れ続ける。
そしてストーリーには関係ないがアクの強い意味不明なキャラクター達など、所々本当にわけがわからないネタが大量にある。まぁ少し現実とは違うロンドンだからしかたないのか。
これでサクサク進むゲームシステムならこの作品はかなりいいものに仕上がっていたと思います、が残念ながらこんな結果になってしまいました。
ちなみに登場人物は一部を除きほとんど3Dポリゴンで表示されており初期のポリゴンを懐かしむ事ができるぐらい素晴らしいポリゴンです。
これがパッケージイラストのような具合で本編をやってくれたら雰囲気も出て楽しさは二倍以上だっただろうなぁ。
評価はC
オススメはしませんが困ったらすぐに攻略サイトを見ましょう、でないとかなり移動に時間を使ってしまいます。
あとお掃除ロボットがとても怖かった。