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カクテルハーモニー
メーカー:アストール
発売日:1998年9月10日
ハード:PlayStation
ジャンル:その他
入手難易度:★★☆☆☆
価格目安:100円
記述日:2010年09月05日
グラフィック:★★☆☆☆
サウンド:★★★☆☆
操作性:★★★☆☆
システム:★★☆☆☆
ストーリー:★★☆☆☆
難易度:★★★☆☆
ボリューム:★★★☆☆
総合評価:C
ゲームでカクテルの知識を獲得!!
知っておくとオシャレなのかもしれない、カッコいいのかもしれないカクテル。本作「カクテルハーモニー」はカクテルについての様々な事を教えてくれる作品だ。
カクテルの知識、歴史、道具の事など様々な事をボイス付きで丁寧に教えてくれるモードもあれば、課題に合わせたオリジナルのカクテルを作りコンテストに出品する事もできたり、カクテルの図鑑もあり、いつくつかの質問でオススメのカクテルを選んでくれたり、ゲームというよりコレはデジタルコンテンツと言った方が良いような内容である。
・・・と思いきやとなんとこのゲームなんとストーリーモードが存在するのだ!
ついでにカクテルで彼女もゲットだ!
クリスマスの夜、1人の男が路頭を彷徨っている
・・・そう言われた彼は
独りバーで酒を浴びる
渡すはずだった指輪はゴミ箱へ・・・。
すると彼の後ろからサンタクロースとトナカイが現れる
「メリークリスマス」
そう言い放ち、男にプレゼントを渡しサンタクロースとトナカイは去っていった。
自宅に戻るとプレゼントは携帯電話であった。
苦労して買った高価な指輪が携帯電話に化けた
まぁ、イイさ、今の僕にはこっちの方がまだ使い道がある
プッシュボタンの反応がない・・・壊れてるのか・・・
やっぱり、ついてないな
そういって携帯電話の存在を忘れ去っていた頃
あれから、どれくらいたっただろうか?
ある日、忘れかけていたあの電話が、使えるようになっている事に気がついた。
そして、そこには何人かの女性の名前と番号が入っていた。
おもむろに電話をかけてみると、女性の方にも同じ携帯電話がプレゼントされたらしくコレも何かの縁という事でバーで飲みにいく事に!
そこで主人公は得意のカクテル知識で彼女の好みに合わせたカクテルを飲ませ酔わせて彼女のハートもゲットしてしまおうという、トンでもストーリー。
色々あり得ないだろ。
クリスマスまでにリア充になろう!
・・・とまぁ、主人公も女の子も少しは不信がれと言いたくなる変な開幕だが、基本的な流れは12月1日に始まりクリスマスの24日までに女の子達と仲良くなって最終的に彼女をゲットしようというものだ。それまでに主人公は女の子とバーでカクテルを飲みながら、お話しながら仲良くしていく。
ちなみにこれが女の子達のプロフィールだ。
なんだか絵柄が98年じゃない気がする。
ちなみに残念ながら(?) ボイスは存在しない。
このプロフィールを見ての通り女の子達にはそれぞれカクテルに好き嫌いを持ち、その好みに合わせたカクテルを選んで行かなければならない。好みのカクテルを選べば好感度は上がっていくと言うシステムだ。そしてカクテルを飲んでいけば女の子だって酔っぱらう。その酔い加減で好感度の上り下がりが変化するシステムになっている。
だけどこれが結構難しい。
カクテルを注文するとき出てくるのは、そのカクテルの名前のみである。どのようなカクテルか分からず名前の響きだけで選んでしまったら女の子の好感度は上手に上がる事はできない。そのため主人公は1人だけでバーに行きカクテルを注文し、どのようなカクテルか、炭酸はあるか、甘いか、強いかなどリサーチしメモする必要がある。
しかも女の子との会話(選択肢)も上手にしていかないといけないし、期限が元々短いので一つのミスが命取りになるくらいシビアだ。なかなか24日のデートに行ってくれない。リア充になるのも大変だ。
ちなみに24日のデートの誘いに失敗すると、主人公はまた独り夜の街を彷徨い、再び電源の入らない携帯電話を手に入れる。そして次の年の12月ふと携帯電話を見ると・・・なんかループしてる。
ネタも満載で一周のプレイ時間も1時間かからないけど、手応えのある難易度でそれなりに楽しめた。それにちょっとカクテルの勉強にもなりました。
評価はC
その後、シンプル1500実用シリーズから本編のストーリーとコンテストモードを取り除いた「カクテルのレシピ」が登場していたりする。まぁストーリーもコンテストも面白かったけど余計と言えば余計だったからなぁ。
最後にこのゲームのパッケージ。
やりたい事はよくわかるんだけど、カクテルという響きとは程遠いセンスである。