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コズミックレース

メーカー:ネオレックス

発売日:1995年1月20日

ハード:PlayStation

ジャンル:レース

入手難易度:★★☆☆☆

価格目安:100円

記述日:2012年1月31日

グラフィック:★★☆☆☆

サウンド:★★☆☆☆

操作性:★★☆☆☆

システム:★★☆☆☆

ストーリー:★★☆☆☆

難易度:★★★★★

ボリューム:★★★☆☆

総合評価:E

無駄に広く・・・そして長い

無限に続くような広大な3D世界」3Dポリゴン作られたで広大なフィールド。そこを自由に駆け抜ける事ができるレースゲームがプレステ初期に発売された。それがこの「コズミックレース」だ。
メインである「コズミックレースモード」は空飛ぶマシンを使って、一対一で広大なフィールドを決められたコースに沿って走り、ゴールを目指すというものだ。
この作品には気流というものが存在し、地上すれすれに低く飛べばスピードが速く、高く飛べば気流が乱れているので速く走る事が出来ないというシステムが一応あり、山や谷、障害物に注意しながら低く飛んでいく必要があるのだが、これが普通に難しい。
加えてマシンには耐久力がありぶつかってばかりいるとマシンが壊れてゲームオーバーになってしまう。
又コースは定められてはいるものの、壁などは存在しないので曲がりきれずコースアウトしてしまうこともしばしばある。その場合定められた時間までにコースに戻らなくてはならない。
その二つの注意しながら草原や山々が広がるステージや水中ステージ、遺跡のステージ、そして宇宙ステージを攻略していこう。
・・・と、まぁこれがこのゲームの一応のメインの流れなのだが、自分は予想を上回る難しさと不自由さに悩まされる事となった。
広大なフィールドは確かに魅力的だ。しかしそれを瞬時に遠くまで表示できる事が初期のプレイステーションにできるはずもなく見通しはとても悪く、それに加え一度細長いコースをコースアウトしてしまったら元のコースに戻るのもそのフィールドの広さと視界の悪さから手こずる事は間違いないだろう。
又一度高い空中にコースアウトで投げ出されてしまうとスピードも全く出ずそのままタイムアップしてしまう事もある。
しかし一番酷いのはゴールがゴールマークに接触すればゴールなのだがコースの大きさよりこのマークが小さく、気を抜いているとそのまま通り過ぎてしまう事もある。急いでUターンしている間に相手にゴールされるという悲劇もこの作品では日常茶飯事だ。どうかしている。
他にも常時表示されている見づらすぎてクソの役にも立たないレーダーとコンパス、一度コンティニューすると流れなくなる音楽、隠しコマンドを押さない限りタイトルに戻る事すら出来ないポーズ画面、使ったら最後自分がどこにいるか分からなくなる視点角度変更ボタン、などなどツッコミ所を挙げたらキリが無い。
しかも難易度は異常に高く、2面以降目の前にいきなり障害物が現れる事はザラで、高低差の細いコースが更に曲がりくねっていたりとプレイヤーを迷わせ、あともう少しと言う所で絶望させるという脅威の難易度だ。相手のレーサーは慎重に進んでいるプレイヤーを横目に容赦なく遠くへ飛んでいく・・・いくらなんでも残酷すぎる。
隠しコマンド(メインメニューでR1+R2+L1+L2+○+□)で全レースを体験してみたが3面以降は自分には無理です・・・。他にも鬼ごっこをするモードや、チェックポイントを通ってタイムを競ったりなども出来るが内容が内容で視点が視点で操作が操作なだけに快適で面白いとは口が裂けても言えない。
評価はE
色鉛筆で描いたであろうキャラクターデザインがイカしています。

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