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DEBUT21

メーカー:NECインターチャネル

発売日:1998年9月10日

ハード:PlayStation

ジャンル:育成シミュレーション

入手難易度:★★☆☆☆

価格目安:100円

記述日:2012年1月25日

グラフィック:★★★☆☆

サウンド:★★☆☆☆

操作性:★★★☆☆

システム:★★★☆☆

ストーリー:★★☆☆☆

難易度:★★★★★

ボリューム:★★☆☆☆

総合評価:D

元祖アイドルマスター!?

アイマスは良い作品だった。親近感を覚えるキャラクター。適度な難易度。全体的に上手く仕上がった良い作品だった。しかし!アイマスよりはるか過去にも同じ良く似たアイドル育成シミュレーションが存在した!その名は「DEBUT21(デビュー21)」!
時代は2020年。プレイヤーはネオ・エナジー社が開発したアンドロイド「神崎アイ」のプロデューサー・・・ではなく「マネージャー」となり、1年間で5人のライバルアイドルをはね除けトップアイドルを目指す、アイドル育成シミュレーションだ。
基本作業は「レッスン」と「仕事(オーディション)」そして無理に働かせると壊れてしまうので「メンテナンス」の3つをバランス上手くこなしていく流れである。
他にもアンドロイドなので貯めたお金でパーツを購入して能力を上げたり、神崎アイと「コミュニケーション(選択肢式)」をとったり、自分の順位が分かるランキング番組なども登場する。
女の子は全てフルポリゴンで作られておりモーションキャプチャーでヌルヌル動く女の子達は、その当時では結構良かったのではないのだろうか。
・・・と、なんだかもの凄くアイマスのような作りになっている。もしやナムコはこのゲームを参考にしたのか?それともただの偶然か?・・・謎だ。
しかし今見るとポリゴンでのキャラクターの描写には、やっぱり無理があり、かわいらしいというより肩幅が広くてそちらの方が気になってしまう。ゲーム内容もただただ決めた通りにパラメーターを上げていく退屈なものになっている。
映画やCMの出演のためにライバルのアイドルと競うオーディションは、なぜかクイズ番組のような形式になっており、答えるのはプレイヤーではなく全てアイドルの神崎アイが勝手に回答していく。プレイヤーはそれをただただ見守るだけである。オーディションをアイドルに任せるのはわかるが、なぜクイズ形式なんだ。

トップアイドルになるって難しい・・・。

しかし全体的な雰囲気はそこまで悪くないし、アイドルと仕事している感覚は味わえる。ただこの作品にはとても大きな問題があったそれは難易度がかなり高い事だ。ムズい。普通に難しい。ライバル達のステータスは高く、張り合うにしてもちゃんと攻略方法を知らないと、まず無理。マジ無理。
グダグダなオーディションやイライラするだけのランキング番組を何度も見る忍耐は僕にはありません。
そして、この1年で最後のランキングでトップアイドルになれなかったら神崎アイさんは問答無用で廃棄処分。アイドルなのに。
これはもう自力でグッドエンドは肉体的にも精神的にも無理だと悟り、攻略を諦めグッドエンドを動画で見ちゃいました。本当にキツいんです。許してください><
でもグッドエンドの終わり方もコレはコレで凄い。神崎アイは最後のライブを終えアンドロイドとしての寿命が来て控え室で倒れるアイ。しかし、突然立ち上がり、猫背で腕をダラリと下げ、ガクガクと不気味な動きでまたステージに上がり正気を取り戻し奇跡の復活!そしてアッサリエンディング・・・なんか凄い終わり方だ。
ゲーム自体は5時間ほどで終わるのだけれど、テンポは悪く、ストーリーや神崎アイとライバルとの関係などはあまり深く掘り下げられておらず、終わり方もかなりアッサリしているので全てが釈然としないままゲームが終わってしまった。
こういう作品は掘り下げてなんぼだと思うんだけどなぁ。
評価ははDですね・・・オススメは出来ません。
ちなみにこの作品も各アイドルの持ち歌をCDにして販売している・・・売れたのかなぁ。

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