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ダイハード トロリジー
メーカー:エレクトロニックアーツ
発売日:1996年12月13日
ハード:PlayStation
ジャンル:アクション
入手難易度:★★★☆☆
価格目安:500~1000円
記述日:2010年8月25日
グラフィック:★★★★☆
サウンド:★★☆☆☆
操作性:★★★☆☆
システム:★★★☆☆
ストーリー:★★★☆☆
難易度:★★★★☆
ボリューム:★★★★☆
総合評価:B
今じゃ絶対Z指定
名作アクション映画『ダイハード』の主人公ジョン・マクレーンとなりダイハードシリーズ1から3までを多様なゲームで体験する事ができる作品だ。ゲーム内容は1はTPS、2はガンシューティング、3はレースと3部作ともまったく違うゲームになっている。
原作付きのゲーム、特に映画が原作のゲームには内容が全く違っていたり、オリジナルキャラクターが出て来たりとおかしなものが多いのだがこのゲームはそういう問題では片付くってもんじゃない、かなりぶっ飛んだ内容・・・というより映画を無視するくらいマクレーンが暴れ回る。1では高層ビルのテロリストを皆殺しにし、2では空港でテロリストを皆殺しにし、3では原作こんなんだっけ?という具合にマクレーンの乗ったタクシーで街に設置されてる爆弾を探し時間以内にタクシーで体当たりして爆発させ解体(?)していく。
それだけならまだ普通のゲームとそこまで変わりないんだけど(そうか?)このゲームの凄いの所は一般人をかなり巻き込む所だ、1では人質を誤射し、2では一般人を誤射し、3ではハイスピードで通行人を轢き殺し、爆発に巻き込む。マクレーンの方プレイのしかたによっては十分・・・いやテロリスト以上の悪人だ。しかも日本のゲームなら一般人を間違って撃ってしまったらライフダウンなどのペナルティをくらいそうな所だがそこはさすが洋ゲー、まったくペナルティがない。さらに3では爆風で空を飛ぶ鳩が燃えたり、轢いた通行人の血しぶきをワイパーで拭き取ったりと制作者は良い意味で悪趣味だ。
バイオハザードも・・・いや、GTAもびっくりなこのゲーム、今ならば絶対Z指定・・・いや発売しちゃダメでしょ!
しかしこんなゲームだからかは定かじゃないけれどなかなか面白くちゃんとしたアクションゲームになっている特に3のスピード感はかなりのもので、グラフィックの良さも必見だ。
でもさすが洋ゲー、ゲームの難易度が高く、どれもコンティニューがないのが本当に悔やまれる。特に2は銃型コントローラー『ハイパーブラスター』(ナムコのガンコンではない。)を使用するのだが命中率が安定せず、コントローラーやマウスでやったほうがうまくいってしまうのはちょっと残念だなぁ。
まぁここまで良い意味でも悪い意味でもやりすぎなゲームは後にも先にもこれっきりだろう。見かけたら是非買ってプレイしてみてはいかがだろうか。
評価はB
PSって結構やりたいほうだいなゲームが多い気がする。アーカイブスで配信される事はきっとないだろうな・・・。