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パンドラMAXシリーズ vol.1

ドラゴンナイツグロリアス

メーカー:パンドラボックス

発売日:1999年11月18日

ハード:PlayStation

ジャンル:RPG

入手難易度:★★☆☆☆

価格目安:100円〜500円

記述日:2012年8月20日

ゲームアーカイブスにて600円で配信中

グラフィック:★★★☆☆

サウンド:★★★☆☆

操作性:★★★☆☆

システム:★★★☆☆

ストーリー:★★★★☆

難易度:★★★☆☆

ボリューム:★★★☆☆

総合評価:A

パンドラMAXシリーズ第一弾!

パンドラボックス本格的な新作ゲームが1980円という低価格で遊べるというコンセプトの元で作られた「パンドラMAXシリーズ」その第一弾がファンタジーRPG「ドラゴンナイツグロリアス」だ。
15歳になった主人公はその国の平和を目指す常勝無敗竜騎士団、男なら誰でも憧れる「ドラゴンナイツ」を目指すため首都カグランテスで行われる試験を受ける。しかしその合格率は0.3%。主人公はひょんな事から出会った個性的な仲間達と共にドラゴンナイツを目指すため長く厳しい試験を受けて行く事になる。
プレイ前、ネット上での評判は良く期待していたけど、やっぱり定価が1980円という値段はやはりなにか不安を煽るものだったりする。しかしシナリオ担当が僕の大好きなホラーノベル「学校であった怖い話」の監督飯島健男氏(現・飯島多紀哉)が担当しているのもとても魅力的だ。でもこの人「四八(仮)」を作ってしまった張本人でもあるんだよね(^^;
いや、でもアレはアレで素晴らしいものなんですよ!うん!

2000円以下とは思えないクオリティ!

僕はそんな期待と不安が混ざった複雑な気分を抱え込んだままこの作品をプレイする事になった。だけどどうだろう、箱を開けるとこれがなかなか良く出来ているじゃないか!面白いぞ!
世界観としてはよくあるオーソドックスな剣と魔法とドラゴンも出ちゃうファンタジーなRPGなのだが、なかなか個性的な光を放っている。ダンジョンの移動や戦闘以外のイベントは全てノベル形式で済ませているためテンポは良く。世界の誰よりも強い女の子や36歳でドラゴンナイツを目指すおじさんなど個性的なキャラクター。ドラゴンと人間との歴史、そしてドラゴンナイツという組織のあり方などの作り込まれた設定。コマンド選択し通常技から必殺技を繋げて行く事が出来るこの作品ならではのシステム。アルバイトや迷路、カジノなどの豊富なミニゲーム、ミッション形式で行われるダンジョンや、女の子達とのデートイベント、25種類もある豊富なマルチエンディングなどなど。「これで本当に1980円かよ!?」と思うくらいのボリュームの良作なのだ。
帯に描いてある「1980円の超大作」のキャッチコピーは正にその通り、嘘じゃない。
しかし中身は濃いのだが他のRPGと比べてしまうと如何せんというか、やはりというかストーリーは短い。そしてその濃い短さがとてもこの作品との別れを一層惜しく感じさせるのだ。まだまだこれからも彼らの行方が気になる!彼らのその後が知りたい!おまけになんかライバル的な奴の後日談があるけどさ。こんなのよりもっと欲しいものがあるんだけどなぁwまぁ他のエンディングも見ようと言う事なんだろう。
にしてもここまでアッサリとしながら濃いRPGを味わえるとは思わなかったなぁ。
評価はA
僕としてはアーカイブス購入しPSPでサクっと遊ぶ事をお勧めしたい。
ちなみに本作のセーブデータはその後のシリーズで遊ぶとき役に立つらしい。ちょっと期待しちゃうなー^^

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