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ゆみみみっくす REMIX
メーカー:ゲームアーツ
発売日:1995年7月28日
ハード:SEGA STURN
ジャンル:アドベンチャー
入手難易度:★★☆☆☆
価格目安:100円~
記述日:2012年3月9日
グラフィック:★★☆☆☆
サウンド:★★★☆☆
操作性:★★★☆☆
システム:★★★☆☆
ストーリー:★★★★☆
難易度:★☆☆☆☆
ボリューム:★★★☆☆
総合評価:A
不思議でユルーいセガのやるドラ!
「竹本泉」という漫画家さんをご存知だろうか。可愛らしい絵柄とシュールで不思議でSFなストーリーで多くの作品手がけ今も連載を続けている漫画家さんだ。
今回のレビューは漫画家「竹本泉」がキャラクターデザインから脚本、絵コンテ、設定まで手がけた作品「ゆみみみっくす REMIX」をレビューしていこう。
だらーっとアニメを見る感じで
お話はどこにでもいそう平凡で普通な女の子「吉沢弓美」はある日、登校中に謎の光のようなものを目撃する。それを友達の桜崎桜子と松崎真一に話したのが発端で三人はおかしくて不思議な事件に巻き込まれていく。
ゲームの形式としては、選択肢によってアニメーション(もちろんフルボイス)の展開が変わって行くアドベンチャーゲームだ。まぁプレイステーションで言うところの「やるドラ」だね。
元のオリジナル版はMEGA-CDで発売され、今回のREMIX版ではミニゲームが付属されている。
この作品の特徴はとにかく全体を通してユルーい雰囲気とギャグが作中を取り巻き、やるドラのように途中で選択肢を間違えて「死!ゲームオーバー!」などは一切無く、最初からエンディングまで弓美達は非日常に遭遇しながらもユルーくお話は展開して行く。なので途中で変な選択肢をバンバン選んでも全然問題無いのでガンガン変な方向に弓美達を向かわせて反応を見るのも楽しいぞ。ちなみにマルチエンディングだったりする。
そしてアニメーションはウィキペディアによると”全てイメージスキャナなどで取り込んで、ハードの仕様にあわせて手作業で修正・着色したものを、ハードのスプライト・背景スクロール機能を活用して表示“・・・されているためなのか、とてもハッキリ綺麗に表示されている。なんか凄い事地味にしている。
しかし画質は良くてもアニメーションとしてはお世辞にも良く動くと言えるものではなく、ちょっと動く紙芝居に見えてしまうのはちょっと残念。又次のシーンに行くたびに少し読み込みによってだろう間が開くのも残念な所だ。
だけど僕はこれをプレイして竹本泉作品にもハマってしまい、いくつも漫画を購入してしまった。どうやらこのちょっとおかしな世界観や可愛らしいキャラクター達は結構自分のツボに来たみたいだなぁ。
グラフィック面などちょっと古くさい所や気になる所はあるかもしれないが、ストーリーやキャラクターはとてもとても魅力的なのとプレイの一周が一時間程度と短めなので是非一度だらーっとしながらでもいいので(むしろそれが良いかもw)プレイして見てはいかがだろうか。個人的にはオススメです。
評価はA
あと桜子ちゃんの大食いっぷり(無自覚)がたまらなく好きです。