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C1-CIRCUIT

メーカー:インベックス

発売日:1996年10月4日

ハード:PlayStation

ジャンル:レース

入手難易度:★☆☆☆☆

価格目安:100円

記述日:2011年12月26日

グラフィック:★★☆☆☆

サウンド:★☆☆☆☆

操作性:★☆☆☆☆

システム:★☆☆☆☆

ストーリー:☆☆☆☆☆

難易度:★★★★☆

ボリューム:★★☆☆☆

総合評価:F

総タイトル数3297

プレイステーションという大海原には様々ないろんなゲームがある、PS3のゲームアーカイブスで日の目を浴びる作品もあればプレミア価格がつき憧れの的のようになった作品もある、しかし今も多くの人の目に晒される事もなく中古ショップに眠っているゲーム達が今も大量に眠っている。今回紹介する作品もその一つである。

知られざるクソゲー

C1-CIRCUIT』は、首都高環状線を1対1でバトルするレースゲームだ。
3つのクラスの分かれた全16レースを全て制覇するのが目的である。レースに勝てばポイントを獲得でき、そのポイントでパーツを購入しどんどん車を速くしてレースを勝ち抜いて行こうというのがこのゲームの主な流れ。車もGT-Rやハチロクなど自分でも知っている車が目白押しだ。

しかしその弊害はあまりにも多かった・・・。
どう聞いてもMIDIで作ったであろう疾走感を感じさせない音楽。
リッジレーサーがどれだけ美しいグラフィックか思い知らされる貧弱なグラフィック。
どうしても感じる事の出来ないスピード感。

だけど!そんな表面上のものでゲームを評価するのはナンセンスっ!
内面!そうゲームと言うものはは外見よりゲーム性が重要だ!(キリッ

・・・。

実はこのゲーム内面も相当キツいのです・・・。

真の敵は壁と一般車

一応リアルな操作性を目指しているようで車の重さを感じる操作性になっている。ハンドルをきってブレーキを踏むとその方向にドリフトをするのだが思い通りの操作をするのは至難の業だ。
しかもオートマの設定だと一度減速してしまうとギア比がおかしい事になり低速なのにギアが5のままになったままになっている事も。一体どうなってんだ。
チューニングの部分も大分おかしい。レースに勝てば150ポイントほどを貰えるのだが、パーツの単価が10ポイントや30ポイント、安いものだと2ポイントなど駄菓子価格で販売されおり、150ポイントもあればほぼ完璧にフルチューンできてしまう。一度勝ってこのご褒美はいかがなものか。
これだけでも十分問題だらけの作品だが正直こんな小さな問題は実はどうでもいいのだ。
一番。そう、実はとても大きな欠陥がまだ残っている。バグではなく仕様で。
なんとこのゲーム、走っている一般車や壁に接触すると問答無用でプレイヤーの車が跳ね返るのだ。

・・・意味が分からない?言葉の通りなんです・・・。
前の車に当れば後ろにバック。右の壁にぶつかれば左へスライド。跳ね返る。バウンドする。
これがレースのテンポと進行を大きく妨げるものとなっており。壁にぶつかればスピードが落ちるのはわかるがスライドやバックするのはどう考えてもおかしい。後ろから車に突っ込んでバックってどういう原理なんだ。どうしてこうなった。
しかも一般車両の通行量は多く、車に当る→反動で壁に当たる→バウンドしてまた車に当る→スピードは落ちライバルカーから大きく距離を離されるという最悪の流れがとても多く、難易度が上がるにつれてライバルカーも速くなりクリアはだんだん難しくなっていく。
プラス、一般車は問答無用で車線変更をしまくるため正直避けようとしても避けられないパターンがとてつもなく多い。そしてぶつかって跳ね返って壁にぶつかって・・・あぁ・・・。
そう、このゲームの本当の敵はライバルカーではなく実は壁と一般車だったのだ。
この酷すぎる仕様のせいで細かなチューニングどころか全てが台無しになってしっまっている。それ以外も十分酷いけどさ。
正直このゲーム、あまり使いたくない言葉なので言いたくはないけどこのゲームは本当にクソだ。クソゲーだ。
全てが酷い。音楽もグラフィックもシステムも全部!
評価は最低評価のF。
だけどまさか、まだネット上でも日の目に当っていないこんな作品が隠れているとは思ってもいなかった。
プレイステーションの海は広く・・・そして深い・・・まだまだ楽しめそうだ。
是非幸運にもこのゲームを見かけたらトモダチと皆で楽しんでやってください。笑ってやってください。この100円という価値はそのためにあると思います。

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