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SIMPLE2000シリーズ vol.21

THE 美少女シミュレーションRPG

Moonlight Tale

メーカー:D3パブリッシャー

開発:悠紀エンタープライズ

発売日:2003年4月24日

ハード:PlayStation2

ジャンル:シミュレーションRPG

入手難易度:★☆☆☆☆

価格目安:100~500円

記述日:2011年11月30日

グラフィック:★★★☆☆

サウンド:★★☆☆☆

操作性:★★☆☆☆

システム:★★☆☆☆

ストーリー:★★☆☆☆

難易度:★★★★☆

ボリューム:★★★☆☆

総合評価:B

第一印象を決める。パッケージ。

これは罠か?それとも・・・

パッケージの絵がいい。
自分のこのゲームに対する第一印象はまずはそれ。いや結構こういうアッサリした絵が好きなんですよ。色使いもも目に優しいし、そこまで媚びた感じがしないのがまたいい・・・ってこれは完全にD3さんの手の中で遊ばれてるぞイカンイカン。
そう、絵や女の子も大事だがそれ以上に大事なのはゲーム性だ!面白くなければ女の子がいくら可愛くてもその良さを潰してしまう。 パッケージに書いてある総勢15人の女の子とコスチュームを着る事によってステータスが変化するなど魅力的なゲーム内容だ。
しかしコレはあの悪名高きシンプルシリーズ。もちろんコレは面白そうに見せるために書いているのだ。俺は今まで何度もパッケージに惹かれて買ってしまって後悔したのだ。今回も俺はD3に苦渋を舐めさせられてしまうのだろうか。

第ニ印象は最悪

なぜか武器を持てなくなってしまった主人公が国家特殊部隊の指揮官となり 国家の天敵であるモンスターが凶暴化した原因を調査するため、 女の子の兵隊さん達と冒険に出るというのがこのゲームの大まかなストーリー。
戦闘システムは戦闘に出すキャラクターを選択し、行動値を消費する事によって攻撃、移動、魔法などを使用し、敵を全滅させたら勝利的なスタンダードなものだ。そりゃシンプルシリーズだしね。そして選択肢によってストーリーが分岐、マルチエンディングと全うなゲームになっている。というか実はこのゲーム結構まともに出来ているのです。というかまぁ色々と惜しい作品なんですよ。
しかしゲームを最初にプレイしての印象は最悪なものだった。
とにかくこの行動値というものが最初は足りないのだ。キャラクターを移動させたら急激に減っていく。行動値を回復させるために待機してもあまり回復しない。やっとモンスターに近づいて攻撃しても全然ダメージが減らない。もちろんこれは敵をこちらに近づいてくるまで待つのが正解なのだがそんな事最初からわかるはずなんかない。
そう、このゲームは外見の割に硬派な難易度なのだ。
でもここで投げたらいけない!耐える!ストーリーもよくわからないものだが耐える!するとどうだろう初期はかなりキツかったが、仲間が揃い、ステータスを成長させることによって適度な難易度になり、順序よく倒していく事を考えたり、好みのキャラクターを頑張って成長させたりとこのゲームの楽しみ方がだんだん理解できてくる。こうなるともうこっちのものだ。
たしかにこのゲームは悪い所が多いかもしれない、戦闘のテンポやバランスはおせじにも良いものとは言えないし、せっかく声優さんを使っているのに戦闘中のボイスの音質はかなり悪い。目玉と唱っている「コスチューム」も実はかなり後半にならないと手に入らないというものであり、一周目のクリアは正直忍耐が必要だ。細かい点を上げればキリが無い。これは確かにフルプライスならまず酷いものだ。しかしこのゲームは「シンプルシリーズ」そう思うとこの出来は逆に「シンプルシリーズにしてはいいじゃないの!」というちょっと得した気分になる。
しかしなんだかんだで結構登場キャラがよかったんじゃないかと思う。 好みの絵柄やギャグが多めのお話が結構自分にはあっていたのだろう。 最後に一言感想を言えば「シンプルシリーズにしては地球防衛軍や鑑識官並ではないけれど悪くない良作」という所。
評価はB
やりごたえはあるけれど軽い気持ちでやると少し痛い目に合うのでご注意を。

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