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SEGA AGES 2500 vol.13 アウトラン
メーカー:3D AGES
発売日:2004年5月27日
ハード:PlayStation2
ジャンル:ドライビングゲーム
入手難易度:★★☆☆☆
価格目安:500~1000円
記述日:2014年09月26日
グラフィック:★★☆☆☆
サウンド:★★★★★
操作性:★★★☆☆
システム:★★★☆☆
ストーリー:☆☆☆☆☆
難易度:★★★☆☆
ボリューム:★★☆☆☆
総合評価:C
これが3Dグラフィックのアウトラン!
かつての名作をなんとも言えない形でリメイクする事に定評がある初期のSEGA AGES2500シリーズ。アウトランも勿論、その手に飲まれた作品の一つだ。3DS版でオリジナルに限りなく近い移植が配信された事を機会に、こちらのAGES2500版を久しぶりにプレイしてみた。今回は興奮しっぱなしな前回よりマシなレビューをして行こうと思う。
本作はアーケードを3Dグラフィック(画面を飛び出したりはしない)で再現した「アーケードモード」新たなコース、ライバルカーなどの要素を加えた「アレンジモード」車がいないので何も考えずぶっ飛ばす事も出来る「タイムアタックモード」の三つのモードを遊ぶことが出来る。もちろん2Dのオリジナル版は入っていない。
グラフィックはオリジナル版と景色は変わらないが安っぽい3Dポリゴンに変貌、凄まじい違和感と残念感が漂っている。主役の車もテスタロッサではなく丸みを帯びたデザインに変わっており、色艶もフェラーリがモデルであったとは思えない赤に変わっているぞ。うーむ。
タイムアタックでぶっ飛ばせ!
ゲームの内容の方はというと、同シリーズのスペースハリアーのような大改造はされておらず、なんとこれが普通にアウトランとして普通に遊べてしまう。それでも少し差異があって、微妙に他の車との当たり判定が原作よりシビアな気もするし、分岐点もちょっと判断が遅れるとすぐに道路外に投げ出されてしまう。
そして3Dによって出来た演出に坂道を走る時のなめらかなカメラワークがある。下り坂ではちょっとカメラが上に、上り坂だとちょっとカメラが下に。演出的には進化しており更なる疾走感が得られる。
又、音楽には三曲全てにアレンジ版が追加されている。これがとても清涼感溢れるフュージョンサウンドを奏でてくれるので、グラフィックはアレでも疾走感とゲームの面白さを倍にしてくれている。逆にオリジナル版だと音数の多いサウンドは似合わないので、3Dな本作はそういう所ではとても意味ある物になっているのかもしれない。
それとタイムアタックモードはアレンジコース、アーケードコース両方を障害となる他の車が登場しないので、なにも気にする事無くぶっ飛ばせるのだがこれが最高に爽快だ。
感想としては、グラフィックは良いとは言えないけれど、ゲームとしては普通にアウトランとして遊べて、普通に楽しめる作品になっています。こんなアウトランもたまにはいいような気がします。
評価は変わらずC
それと僕的に気に入っているのはこのパッケージ!これがメガドラ版やサターン版に引けを取らないカッコ良さ!これを見るためだけでも買う価値もあり。
関連作品
アウトラン(SS) こちらがオリジナル。